共倒(読み)ともだおれ

精選版 日本国語大辞典 「共倒」の意味・読み・例文・類語

とも‐だおれ ‥だふれ【共倒】

〘名〙
双方とも倒れること。
※鳥羽家の子供(1932)〈田畑修一郎〉「此方の腕からすり脱けようとして蒔のもがく力の強さは、抱きかかえてゐて共倒れをしかけた程だった」
② 互いに競争し合ったり、また、逆に助け合ったりしたために、かえって両方とも立ちゆかなくなること。ともつぶれ。
冷笑(1909‐10)〈永井荷風一一「繋累相倚り相続いて殆ど共倒れの形になってしまふ旧習を」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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