兵庫運河(読み)ひょうごうんが

日本大百科全書(ニッポニカ) 「兵庫運河」の意味・わかりやすい解説

兵庫運河
ひょうごうんが

神戸市中央部、兵庫区にある運河瀬戸内海に臨む和田岬沖は風波が強く、兵庫港に入港する船の難所であった。それを避けるため、1899年(明治32)岬西方に運河が開削された。新湊(しんみなと)川河口から新川運河間の約2キロメートルで、工事の土砂人工島の苅藻(かるも)島(長田区)が誕生した。その後、船舶の大型化により運河の機能も変化し、小舟の停泊地、貯木場となった。

[二木敏篤]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android