其の事となし(読み)ソノコトトナシ

デジタル大辞泉 「其の事となし」の意味・読み・例文・類語

こととな・し

取り立てていうこともない。なんということもない。
「―・けれど、世の中の物語などしつつ」〈蜻蛉
特定のこととは限らず、何事につけても。
「堀川相国は、美男のたのしき人にて、―・く過差を好み給ひけり」〈徒然・九九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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