兼備える(読み)カネソナエル

デジタル大辞泉 「兼備える」の意味・読み・例文・類語

かね‐そな・える〔‐そなへる〕【兼(ね)備える】

[動ア下一][文]かねそな・ふ[ハ下二]二つ以上のものを合わせ持っている。兼備する。「知力体力を―・える」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「兼備える」の意味・読み・例文・類語

かね‐そな・える‥そなへる【兼備】

  1. 〘 他動詞 ア行下一(ハ下一) 〙
    [ 文語形 ]かねそな・ふ 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 二つ以上の性質要素を同時に持ち合わせる。兼備(けんび)する。
    1. [初出の実例]「是様に詩人と云ものは、昔から困窮するぞ。其の困窮したる味をば尽く此子玉どのは嘗(なめ)て遍く兼具ぞ」(出典四河入海(17C前)一七)
    2. 「文明の頭脳に野蛮の元気を兼備ふるが、今日の急務である事」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉巻外)

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