兼済(読み)けんさい

精選版 日本国語大辞典 「兼済」の意味・読み・例文・類語

けん‐さい【兼済】

  1. 〘 名詞 〙 人々を平等に救うこと。すべてを併せ救うこと。
    1. [初出の実例]「朕以薄徳恭承大位、志存兼済、勤撫人物」(出典:続日本紀‐天平一五年(743)一〇月辛巳)
    2. [その他の文献]〔易経‐繋辞上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「兼済」の読み・字形・画数・意味

【兼済】けんさい

広く民を済う。〔風俗通、十反〕孟軻(まうか)も亦た以爲(おも)へらく、しては則ちねて天下を濟(すく)ひ、窮しては則ち獨り其の身を善くすと。

字通「兼」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android