内兜(読み)ウチカブト

デジタル大辞泉 「内兜」の意味・読み・例文・類語

うち‐かぶと【内×兜/内×冑】

兜の眉庇まびさし内側。また、そこに接するひたい部分
内々の事情。特に、弱点

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「内兜」の意味・読み・例文・類語

うち‐かぶと【内兜・内冑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 兜の眉庇(まびさし)の内側。眉庇に接する額の部分。また、兜に保護された顔面。矢でねらわれやすい急所の一つであったので、戦闘の際には、真深にかぶった兜をやや傾けるようにしてこれを保護した。
    1. [初出の実例]「うたれながら実盛、内冑へ切前(きっさきあが)りに打ちこみければ」(出典:保元物語(1220頃か)中)
  3. 内輪の事情。特に、弱点。内実。内幕。足もと。→内兜を見透す内兜を見らる

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android