内匠新田(読み)たくみしんでん

日本歴史地名大系 「内匠新田」の解説

内匠新田
たくみしんでん

[現在地名]足立区南花畑みなみはなはた一丁目・同三丁目など

綾瀬あやせ(新川)右岸に位置し、北と南は花又はなまた村、西は保木間ほきま村など。武田氏旧臣と伝える芦川氏が中心となり開発したという。日光道中千住宿と大原だいばら(現埼玉県八潮市)間で人馬継ぎが行われていた下妻しもつま道が通る。綾瀬川には内匠橋が架かっていた。田園簿に村名がみえ、田五五石余・畑六石余。元禄郷帳では高三九石余。助郷役は千住宿に出役。「風土記稿」では家数二六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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