内宮村(読み)ないくむら

日本歴史地名大系 「内宮村」の解説

内宮村
ないくむら

[現在地名]大江町字内宮

みや川に北原きたはら川が合流する辺りの平地にある。宮津街道に沿う街村で、元伊勢皇大もといせこうたい神社の鳥居前町でもあった。現在でもほとんどの家が屋号をもち、かつて旅籠・飲食店などの商家であったことを物語る。

慶長検地郷村帳に高七四・八八石「内宮村」とみえる。延宝九年(一六八一)の延高で一〇六・三九八石となった(天和元年宮津領村高帳)が、うち四・三〇四石は内宮社領。宮津藩領。

旧語集には「宮村」とみえ、近世の地誌「丹後風土記」は「内宮町 外宮より半里あり、町長し宿駅なり、人家五六十軒」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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