内藤家墓地(読み)ないとうけぼち

日本歴史地名大系 「内藤家墓地」の解説

内藤家墓地
ないとうけぼち

光明寺境内東方の一角にある。日向延岡のべおか(現宮崎県延岡市)の城主内藤氏と磐城湯長谷ゆながや(現福島県いわき市)の領主内藤氏をはじめとする内藤家累代の廟所で、当初は江戸深川の霊巌ふかがわのれいがん寺にあった。年未詳三月九日の内藤義概書状(鎌倉市史史料編三)によると、義概(貞享二年没)は母小山田氏の意を受けて霊巌寺に造立した位牌堂と石塔を光明寺に移そうとし、その際、寺領一五〇石を寄進すると申送っている。移転した時期は未詳だが、万治二年(一六五九)三月二一日の内藤忠興寄進状(同書)に、先の一五〇石に五〇石を加え二〇〇石を寄進するとあるので、同年以前には移っていたと思われる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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