ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「内部環境」の意味・わかりやすい解説
内部環境
ないぶかんきょう
milieu intérieur; internal environment
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…さらには,生物主体が〈適応〉過程を通じて環境の中で最適な条件を選ぶという能動性を強調する立場も登場している。 クロード・ベルナールは外界の環境が激しく変化しても生物が生きていけるのはその〈内部環境milieu interieur〉(この場合の主体は細胞や組織)を一定に保つ能力があるためであるということを指摘し,この能力をホメオスタシスと呼んだ。今日この概念は外部環境にも逆輸入され,生態系のホメオスタシスといった使い方もされるようになっている。…
…その総量はヒトでは体重の約60%を占める。 生体の体細胞は,皮膚に包まれた〈体内の海〉(C.ベルナールはこれを内部環境と表現した)ともいうべき細胞外液中に浸っている。細胞は細胞外液から酸素および栄養素を取り入れ,代謝老廃物をそこへ出す。…
※「内部環境」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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