再結晶変成作用(読み)さいけっしょうへんせいさよう(英語表記)recrystallization metamorphism

岩石学辞典 「再結晶変成作用」の解説

再結晶変成作用

変成作用過程再結晶作用のみが行われて,新しい鉱物形成を含まない変成作用[Eskola : 1939].変成作用でいう再結晶とは既存の鉱物が反応して新しい鉱物が形成されることをいう.一般に全く鉱物の変化がなければ変成作用が行われたことが認められない.再結晶作用では化学組成鉱物組成が変化することも変化しないこともある.機械的な破砕作用と再結晶作用との違いは原岩自身の化学組成や鉱物組成などと,外部からの温度圧力などの条件に関連している.両方の作用は連続的である[鈴木 : 1994].

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android