再議(読み)サイギ

デジタル大辞泉 「再議」の意味・読み・例文・類語

さい‐ぎ【再議】

[名](スル)再び審議をすること。再度討議。「懸案事項について再議する」「一事不再議

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共同通信ニュース用語解説 「再議」の解説

再議

地方自治法規定により、自治体首長議会議決異議がある場合、議長から議決を受け取ってから10日以内に手続きを取り、審議のやり直しを要求できる。再審議の議決には出席議員の3分の2以上の賛成が必要で、達しなければ、条例改正案などの議員提案は廃案となる。

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精選版 日本国語大辞典 「再議」の意味・読み・例文・類語

さい‐ぎ【再議】

  1. 〘 名詞 〙 再び論議会議をすること。相談しなおすこと。
    1. [初出の実例]「上下院にて既に議定せる事にても大統領に於て異存あれば一人の特権を以て之を拒み両院に下して再議せしむべし」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉初)

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普及版 字通 「再議」の読み・字形・画数・意味

【再議】さいぎ

再審議。

字通「再」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の再議の言及

【首長制】より

…このような権限の遂行の多くは,議会の議決を必要とする。一方,首長は相互抑制の原則に基づき,議会に対し再議,専決処分,解散権を行使できる。再議とは,大統領制にみられる拒否権に類するものであり,(1)議会の議決した条例の制定・改廃もしくは予算に関する議決に異議のある時,(2)議会の議決がその権限を超えまたは法令・会議規則に違反すると認める時,(3)議会の議決が収入支出に関し執行不可能と認めるときにおいて,首長は理由を付して再議に付すことができる(地方自治法176,177条)。…

※「再議」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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