冠履(読み)カンリ

デジタル大辞泉 「冠履」の意味・読み・例文・類語

かん‐り〔クワン‐〕【冠履】

かんむりとくつ。
上位下位尊卑

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「冠履」の意味・読み・例文・類語

かん‐り クヮン‥【冠履】

〘名〙
① かんむりとくつ。また、転じて、へだたりの甚だしいことのたとえにいう。
※続日本紀‐神亀四年(727)一二月丙申「遣使賜高斎徳等衣服冠履
② (転じて) 上位と下位。尊卑。
※天草版金句集(1593)「Quanri(クヮンリ) ザウヲ ヲナジュウ セズ」

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普及版 字通 「冠履」の読み・字形・画数・意味

【冠履】かん(くわん)り

冠と履。〔淮南子、泰族訓〕法の生ずるは、以て仁義を輔くるなり。今法を重んじて義をつるは、是れ其の冠履を貴んで、其の頭足るるなり。

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