冠船踊(読み)かんせんおどり

世界大百科事典(旧版)内の冠船踊の言及

【沖縄[県]】より

…老人踊は老人姿の踊手が国や人の寿福を祝賀して踊るもので,本土の(おきな)に当たる。なお組踊と端踊を含め,宮廷舞踊を冠船踊(御を冠してよぶこともある)と総称するが,これは新国王の王冠をたずさえて来琉する冊封使の乗る船を冠船と称したことに由来する。 三線歌曲は,近世以前のものを〈昔節〉〈大昔節〉などといい,前者に《作曲節》《首里節》《諸屯節》など,後者に《茶屋節》《仲節》《十七八節》がある。…

【組踊】より

…沖縄の歌舞劇。18世紀に中国からの冊封使を歓待するために宮廷で踊られた,冠船踊の一種。時の躍奉行(おどりぶぎよう)であった玉城朝薫(たまぐすくちようくん)(1684‐1734)によって作られた。…

※「冠船踊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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