普及版 字通 「冬(漢字)」の読み・字形・画数・意味
冬
常用漢字 5画
(旧字)
5画
[字訓] ふゆ
[説文解字]
[甲骨文]
[金文]
[字形] 象形
糸を結びとめた形。末端を終結する形で、(終)の初文。金文に「年(霊終)」のように、終の意に用いる。〔馬王堆帛書、老子〕〔銀雀山漢墓竹簡、孫子兵法、勢〕などにも、をに作る。〔説文〕十一下に「四時盡くるなり」とし、下部は氷の初形をそえた形とするが、卜文・金文は糸を結びとめた形である。
[訓義]
1. ふゆ。
2. 終の初文、おわり。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 フユ
[声系]
〔説文〕に声として・など四字を収める。はの初文。のち秋冬の字に用いて、別にが作られた。
[語系]
tum、tjiumは声近く、古くはを終の意に用いた。四季の名は卜文にみえず、冬を秋冬の意に用いるのは、後起の義である。
[熟語]
冬衣▶・冬栄▶・冬温▶・冬仮▶・冬花▶・冬学▶・冬▶・冬官▶・冬季▶・冬裘▶・冬禁▶・冬月▶・冬▶・冬冱▶・冬菜▶・冬索▶・冬霰▶・冬山▶・冬至▶・冬時▶・冬日▶・冬狩▶・冬岫▶・冬集▶・冬筍▶・冬醸▶・冬心▶・冬節▶・冬▶・冬蔵▶・冬蟄▶・冬▶・冬天▶・冬冬▶・冬風▶・冬服▶・冬眠▶・冬夜▶・冬嶺▶・冬令▶・冬▶・冬▶
[下接語]
越冬・寒冬・季冬・九冬・窮冬・御冬・厳冬・昨冬・三冬・残冬・初冬・杪冬・上冬・烝冬・盛冬・仲冬・丁冬・晩冬・孟冬・立冬・凌冬
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報