冷物御免(読み)ひえものごめん

精選版 日本国語大辞典 「冷物御免」の意味・読み・例文・類語

ひえもの【冷物】 御免(ごめん)

  1. 江戸時代銭湯で、湯ぶねにはいる時周囲の人にいう挨拶のことば。遊女寝床にはいる際にふざけて言ったりもする。冷物でござい。
    1. [初出の実例]「冷(ヒヘ)もの御免(メン)と、足をさしこめば、床机が広ふ御座ると」(出典浮世草子好色二代男(1684)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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