凝灰角レキ(礫)岩(読み)ぎょうかいかくれきがん(英語表記)tuff breccia

改訂新版 世界大百科事典 「凝灰角レキ(礫)岩」の意味・わかりやすい解説

凝灰角レキ(礫)岩 (ぎょうかいかくれきがん)
tuff breccia

中粒の火山岩破片主体で,間に火山灰がつまっている岩石。フィッシャーR.V.Fisherの火山砕屑(さいせつ)岩の定義(1966)では直径64mm以上の破片が全体の1/3~2/3を占め,残りはより細粒な火山噴出物片からできている場合をさす。直径64mm以上の岩片が1/3以下で直径2~64mmと2mm以下の破片がそれぞれ2/3以下の火山砕屑岩火山レキ凝灰岩という。この分類定義には凝灰角レキ岩の成因は含まれていない。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報