凡近(読み)ボンキン

デジタル大辞泉 「凡近」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐きん【凡近】

[名・形動]平凡で卑近なこと。また、そのさま。
「事を―に取りて意を勧懲に発するに至れり」〈逍遥小説神髄

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精選版 日本国語大辞典 「凡近」の意味・読み・例文・類語

ぼん‐きん【凡近】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 平凡で身近なこと。平凡で卑近なこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「事を凡近(ボンキン)にとりて意を勧懲に発するにいたる」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉上)

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普及版 字通 「凡近」の読み・字形・画数・意味

【凡近】ぼんきん

平凡。明・宋濂〔林伯恭詩集の序〕永嘉(ひさ)しく四靈の詩を傳ふ。趣(しきしゆ)にして、促(ひそく)なり。代或いは以て新と爲し、競ひて之れを倣(もはう)す。

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