出渋(読み)だししぶる

精選版 日本国語大辞典 「出渋」の意味・読み・例文・類語

だし‐しぶ・る【出渋】

〘他ラ五(四)〙 出すことを渋る。金銭などを出し惜しむ。
※生まざりしならば(1923)〈正宗白鳥〉「はじめ高い謝礼を出渋(ダシシブ)った夫が」

で‐しぶ・る【出渋】

〘自ラ五(四)〙 外出するのをためらう。
珍太郎日記(1921)〈佐々木邦〉一〇「丁乙君は新婚早々だから〈略〉兎に角無暗に出渋(デシブ)るし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android