出版流通(読み)しゅっぱんりゅうつう

世界大百科事典(旧版)内の出版流通の言及

【出版】より

…なぜならばそこでは,出版は著者の思想を読者に伝えるという,古典的媒介者機能から脱却し,他の消費物資の場合と同様,みずからの宣伝によって読者の創出を行う,主体的な消費物資の生産者に転化しているからである。 日本の出版流通はたいへん効率よく組織されている。いわゆる正常ルートと呼ばれる,出版社→取次店(問屋)→小売書店,のチャンネルによって,総出版物の半ば以上が,自動的に全国に流れ,読者の目に触れるしくみになっており,流通費(流通部門のとるコミッション)は,相対的には世界で最も安い。…

※「出版流通」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android