出野里村（読み）いでのさとむら

日本歴史地名大系

出野里村
いでのさとむら

• 青森県：西津軽郡
• 木造町
• 出野里村

[現在地名]木造町出野里

岩木川の堤防に沿って発達し、北は蘆部岡（あしべおか）村、南は橘（たちばな）村に続く。東の対岸は藻川（もがわ）村（現五所川原市）、西は田圃を隔てて出崎（でさき）村。

貞享元年（一六八四）の開村という（西津軽郡史）。享保一二年（一七二七）広須組に属し、川通三二ヵ村の一つで村位は下とある（平山日記）。元文元年（一七三六）の検地帳によれば、田畑屋敷合せて五九町五反七畝九歩、村高四二四・五四七石であった。うち田方は五六町六反六畝二五歩で四一三・七五五石、上田から下々田まで設定され、下田が二二町三反九畝一四歩、一五六・七六一石とあり、畑方は二町九反一四歩で一〇・七九二石、下畑と下々畑のみで下畑が二町七畝二九歩、六・二三九石とある。

出典　平凡社「日本歴史地名大系」