刀掛（読み）カタナカケ

デジタル大辞泉「刀掛」の意味・読み・例文・類語

１刀を横にして掛けておく道具。刀架。
２ものの役に立たない武士をさげすんでいう語。
「綺羅きらを飾りし―めら」〈伎・景清〉

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〘名〙

① 刀を横にして掛けておく台や棚。左右同じ高さに叉(また)のある鹿の角などを立てる。普通大小を掛けるよう二段になっている。〔日葡辞書（1603‐04）〕

※大塩平八郎（1914）〈森鴎外〉二「先づ刀を脱して詰所の刀架(カタナカケ)に懸ける」

② 武技にうとい侍をさげすんでいう語。〔秘密辞典（1920）〕

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