分利(読み)ブンリ

デジタル大辞泉 「分利」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐り【分利】

高熱などが急に下がり、平熱に戻ること。→渙散かんさん

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精選版 日本国語大辞典 「分利」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐り【分利】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 熱が平温にもどるときの一つの型。急に熱がさがること。散渙(さんかん)
    1. [初出の実例]「訳例〈略〉 scheiden (分利し)」(出典:蘭学逕(1810))
  3. 分けもとめること。そのものの性質などによって分けてまとめること。〔医案類語(1774)〕
  4. 病状が急峠をむかえること。〔医語類聚(1872)〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分利」の意味・わかりやすい解説

分利
ぶんり
crisis

持続する高熱が,数時間~半日うちに急速に下降して平常に復すること。多く発汗を伴い,直前一過性の体温上昇をみることがある。

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