分子状酸素(読み)ぶんしじょうさんそ

世界大百科事典(旧版)内の分子状酸素の言及

【先カンブリア時代】より

…スペリオル湖型とよばれる縞状鉄鉱層は世界の楯状地に分布し,20億~25億年前に形成されたこの型の鉱床が世界の80%を占める。先カンブリア時代特有のこの鉄鉱床は大陸棚または劣地向斜の浅い海で形成されたもので,ラン藻植物に由来する分子状酸素によって海水にとけていた2価の鉄イオンが酸化をうけて,いっせいに沈殿したものとされている。
[資源]
 先カンブリア時代の鉄鉱床はスペリオル湖地域だけで鉄として1011tをこす埋蔵量を有する。…

※「分子状酸素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む