分木町(読み)ぶんきちよう

日本歴史地名大系 「分木町」の解説

分木町
ぶんきちよう

東山区三条大橋東入六丁目

三条通に位置。分木はもと田畑の字といい、天正一三年(一五八五)の「渡辺水帳」に既にその名がみえるという(坊目誌)町名は承応二年(一六五三)新改洛陽並洛外之図に「ぶんぎ丁」と出、文献では延宝二年(一六七四)四方洛外町続之町々小名之覚(荻野家文書)に青蓮院様御領分粟田口の一に分木町とみえ、正徳四年(一七一四)洛外町続町数小名家数改帳(同文書)に、「一、弐拾五軒 同(粟田口)分木町」とある。ちなみに、延宝六年(一六七八)刊「京雀跡追」では「ぶんこ町」とある。町の南側に三条小鍛冶の宅跡と伝える所があり、宗近もしくは吉光の家という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android