切付・斬付(読み)きりつける

精選版 日本国語大辞典 「切付・斬付」の意味・読み・例文・類語

きり‐つ・ける【切付・斬付】

[1] 〘自カ下一〙 きりつ・く 〘自カ下二〙 刃物相手に切りかかる。
太平記(14C後)一九土岐は左の目の下より右の口脇鼻まで鋒(きっさき)深に切付られて」
[2] 〘他カ下一〙 きりつ・く 〘他カ下二〙 木、石などに刃物で刻みをつける。切ってきずをつける。彫りつける。
※三体詩素隠抄(1622)三「万里長城をば隋の大業三年にきづきたる事を、長城の関門の傍に石碑にきり付て置たぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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