切回す(読み)キリマワス

デジタル大辞泉 「切回す」の意味・読み・例文・類語

きり‐まわ・す〔‐まはす〕【切(り)回す】

[動サ五(四)]
中心になって物事を処理する。また、巧みにやりくりする。「店をひとりで―・す」
物のまわりを切る。
「髪を禿かぶろに―・し」〈平家・一〉
あちらこちらを切る。また、手当たりしだいに切る。
「すすけたる明かり障子の破ればかりを、禅尼手づから、小刀して―・しつつ張られければ」〈徒然・一八四〉
[類語](1扱う取り扱う計らうさばくこなす取りさばく処する律する取り組む手掛ける事に当たる本腰を入れる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例