切火・鑽火(読み)きりび

精選版 日本国語大辞典 「切火・鑽火」の意味・読み・例文・類語

きり‐び【切火・鑽火】

〘名〙
ヒノキモミなどの堅い木をこすり合わせて起こした火。また、火打石火打鎌を打ち合わせて起こした火。〔藻塩草(1513頃)〕
神前灯火に点火したり、出立の際などの無事を祈るために打ちかけたりする清めの火。
洒落本・福神粋語録(1786)中の町「見せへ出る出しものはみんな切火にさっせへ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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