デジタル大辞泉
「切羽鎺」の意味・読み・例文・類語
せっぱ‐はばき【切羽×鎺】
《「切羽」も「鎺」も、刀剣の鍔元の金具の名。刀に手をかけて談判するところから》ひざづめ談判をすること。
「さっきにから―する通り、銀渡したら御損であらう」〈浄・歌念仏〉
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せっぱ‐はばき【切羽鎺】
〘名〙
① 切羽(鎺
(はばき)の受け金)と鎺(
刀身を固定する金具)。道中差しのことをいう。
② (「切羽」と「鎺」のようにぴったりとつくものの意から) ひざづめ談判をすること。詰め開きすること。
※
浄瑠璃・五十年忌歌念仏(1707)上「勘十郎殿さっきにからせっぱはばきする通、かねわたしたら御そんであらふ」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報