刈上げる（読み）カリアゲル

デジタル大辞泉

かり‐あ・げる【刈（り）上げる】

［動ガ下一］［文］かりあ・ぐ［ガ下二］
１ 頭髪の後ろの部分を下から上へ刈っていく。「髪を短く―・げる」
２ 残らず刈ってしまう。刈り終わる。「稲をすっかり―・げる」

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

かり‐あ・げる【刈上】

1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
   [ 文語形 ]かりあ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙
2. ① 残らず刈る。刈り終わる。また特に、稲の刈り取りを終える。
   1. [初出の実例]「時しもあれ水のみ菰をかりあげて乾さでくたしつ五月雨の空〈藤原清輔〉」(出典：久安百首（1153）夏)
3. ② 頭髪を、項(うなじ)の方から上の方へ刈ってゆく。
   1. [初出の実例]「短かく刈(カリ)あげて頸足(えりあし)のくっきりとせしなど」(出典：にごりえ（1895）〈樋口一葉〉六)

出典　精選版 日本国語大辞典