刈入(読み)かりいれる

精選版 日本国語大辞典 「刈入」の意味・読み・例文・類語

かり‐い・れる【刈入】

〘他ラ下一〙 かりい・る 〘他ラ下二〙 成熟した稲、麦などの農作物を刈って取り入れる。収穫する。
※歌謡・閑吟集(1518)「山田つくればいほねする、いつか此田をかり入て、思ふ人とねうずらう、ねにくの枕や、ねにくの庵のまくらや」
※尋常小学読本(明治三六年)(1903)四「いねをうゑるときや、いねをかりいれるときなどに」

かり‐いれ【刈入】

〘名〙 農作物などを刈って取り入れること。収穫。
新内・不断桜下総土産(佐倉宗吾)(1851頃)宗吾住家「誠に人間一生は、これに棄て置く案山子(かかし)の如く〈略〉苅内(カリイレ)済めば火に焚(た)かれ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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