初瀬街道(読み)はつせかいどう

精選版 日本国語大辞典 「初瀬街道」の意味・読み・例文・類語

はつせ‐かいどう‥カイダウ【初瀬街道・泊瀬海道】

  1. 伊勢国三重県)津から大和国奈良県初瀬に通じる街道。津で伊勢街道から分かれ、名張通り、大和国にはいる。平安時代から長谷寺参詣に利用された。はつせごえ。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「初瀬街道」の意味・わかりやすい解説

初瀬街道
はせかいどう

奈良県北西部の桜井市三重県中部の松阪市を結ぶ街道。伊勢街道の一つ。桜井市東部の初瀬から三重県の名張市伊賀市南部の阿保 (あお) を経て青山峠越え,津市中部の大仰 (おおのき) を通り,松阪市に達する。長谷寺伊勢神宮への参詣路として利用者が多く,街道筋には宿場も発達した。ほぼ国道 165号線に相当する。

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事典・日本の観光資源 「初瀬街道」の解説

初瀬街道

(三重県名張市・伊賀市)
伊賀のたからもの100選指定の観光名所。

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世界大百科事典(旧版)内の初瀬街道の言及

【白山[町]】より

…また川口関は催馬楽(さいばら)や《源氏物語》にみえ,著名であった。布引山地を青山峠で越えるこの道は,近世には初瀬(はせ)街道として伊勢参宮や大和長谷寺参詣に利用され,垣内(かいと)は宿場として栄えた。山間部の物資や年貢米の運送に雲出川の舟運は重要であった。…

※「初瀬街道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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