判銭(読み)はんせん

精選版 日本国語大辞典 「判銭」の意味・読み・例文・類語

はん‐せん【判銭】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 捺印手数料
    1. [初出の実例]「請人とは〈略〉僅かの判銭の遣取にて請に立つこと也」(出典:政談(1727頃)一)
  3. 戦国時代軍勢大将制札を出して領民保護する旨を公示したのに対して、保護をうける者が上納する料銭制札銭
    1. [初出の実例]「今度なら中防禦制札上総より被出、判銭とて過分に申懸」(出典多聞院日記‐永祿一一年(1568)一〇月二三日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android