別手(読み)べって

精選版 日本国語大辞典 「別手」の意味・読み・例文・類語

べっ‐て【別手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 別に設けた隊。別隊。
    1. [初出の実例]「別隊 ベッテ 人数部伍」(出典:書言字考節用集(1717)八)
  3. 別の手合。ほかの人々。
    1. [初出の実例]「衆分被喧嘩等候へば、於別手迷惑之事候」(出典:高野山文書‐(年未詳)(室町後)二月二日・高野山一臈老衆等書状)
  4. 別の方向。ほかの方角
    1. [初出の実例]「別手(ベッテ)に進みし高田其余の藩兵は」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉一〇)
  5. 別の手段。ほかの方法。
  6. 別の種類。別の品種

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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