利休箸(読み)リキュウバシ

デジタル大辞泉 「利休箸」の意味・読み・例文・類語

りきゅう‐ばし〔リキウ‐〕【利休箸】

両端を細く削った杉の箸。懐石用であるが、客膳きゃくぜんにも用いる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「利休箸」の意味・読み・例文・類語

りきゅう‐ばし リキウ‥【利休箸】

〘名〙 中央をやや太くし、両端を細く削った杉の箸。会席で用いる。
洒落本・文選臥坐(1790)東北の雲談「黒もじの利休(リキウバシ)をつけて持来る」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

食器・調理器具がわかる辞典 「利休箸」の解説

りきゅうばし【利休箸】

杉で作った、両端を細く削った箸。千利休(せんのりきゅう)が用いたのでこの名があるとされる。利休は客を招く日の朝に自ら杉材の箸の両端を細く削り出してその芳香をもてなしとしたと伝えられる。懐石に用いるが、一般にあらたまったもてなしや祝儀の膳にも用いる。元来は杉材のものをいったが、一般には他の材のものもいう。

出典 講談社食器・調理器具がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android