利屋町村(読み)とぎやまちむら

日本歴史地名大系 「利屋町村」の解説

利屋町村
とぎやまちむら

[現在地名]金沢市利屋町

岸川きしがわ村の北に位置。北陸街道が通る。天正一四年(一五八六)正月二二日の前田利家印判状写(黒津舟神社文書)に村名がみえる。正保郷帳によれば高は六八二石余、田方三八町・畑方七町五反余、新田高三八石余(新田免四ツ四歩三厘)。寛文一〇年(一六七〇)の村御印の高七五三石、免六ツ、小物成は山役七七匁・鮒役一〇匁・草野役五匁(三箇国高物成帳)。寛文年間の家高数一一・百姓数一六(高免付給人帳)。安政二年(一八五五)の高七八七石、家数七七(うち頭振二九)・人数四六六(「高免家数人数等書上」亀田文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android