利方(読み)リカタ

デジタル大辞泉 「利方」の意味・読み・例文・類語

り‐かた【利方】

得なやり方、便利な方法であること。「そのほうが手がかからないだけ利方だ」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「利方」の意味・読み・例文・類語

り‐かた【利方】

〘名〙 (「りがた」とも)
① (形動) 利益のある方法。得するやり方。便利なこと。また、そのさま。
※玉塵抄(1563)三三「湯はじめは〈略〉乾没を事として利がたを本にみやこのたのしいあき人や田地多う似た者のやからとひそかに交をないて」
※浄瑠璃・近江源氏先陣館(1769)六「大小の拵へも理かたを好む立派の侍」
② 有利な方法。利のある側。〔運歩色葉(1548)〕
評判記・すまふ評林(1756)「武士道のたしなみ、戦場組討の利方をまなぶなどと、りはつに云ひ立はすれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android