利椋八幡神社(読み)とくらはちまんじんじや

日本歴史地名大系 「利椋八幡神社」の解説

利椋八幡神社
とくらはちまんじんじや

[現在地名]敦賀市阿曾 堂ノ上

東西に通る大道の山側に鎮座する。旧村社。祭神は応神天皇で、利椋大神を合祀する。例祭は九月一五日。永禄一〇年(一五六七)創建と伝える八幡神社(正八幡宮また若宮八幡宮とも称した)に、利椋峠に鎮座していた利椋神社の大神を明治四二年(一九〇九)八月に合祀して、利椋八幡神社と改称した。利椋神社は「気比宮社記」に「利椋神社 坐于利椋山峠也、南山下曰挙野浦北山下曰阿曾浦、無神殿峠平坂神樹松是謂利椋明神往来者拝祀之、祭神未考、延喜式云阿蘇村利椋神社是也」とあり、「延喜式」神名帳の敦賀つるが郡「阿蘇村利椋神社」に比定する。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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