(読み)くる

精選版 日本国語大辞典 「刳」の意味・読み・例文・類語

く・る【刳】

〘他ラ五(四)〙 刃物その他道具を使って、まわしながら穴をあける。えぐる。
※蘇悉地羯羅経寛弘五年点(1008)中「其の量二指にして一頭(クル)
※彼岸過迄(1912)〈夏目漱石報告「桐を刳(ク)った手焙(てあぶり)

くり【刳】

〘名〙 (動詞「くる(刳)」の連用形名詞化) えぐること。また、えぐってある部分
密会(1977)〈安部公房〉二「くりの深いブラジャーは赤紫、もっと色白でないと似合わない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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