刺し羽(読み)さしば

精選版 日本国語大辞典 「刺し羽」の意味・読み・例文・類語

さし‐ば【刺羽・差羽・&JISEFE6;】

  1. 〘 名詞 〙 タカ科の鳥。タカの一種でトビより小さく、全長約五〇センチメートル。背面は濃い褐色で腹面に白地に褐色の横斑(はん)がある。額と喉(のど)は白く、喉の中央に一本の黒い縦条があり、尾羽に四本の黒褐色の横帯がある。山麓平野森林にすみ、昆虫小鳥ヘビなどを捕食。本州以南に普通にみられ、冬は大群をなして南方へ渡る。《 季語・秋 》
    1. [初出の実例]「てにすゑていたしさしはもそれぬれば野への花にやみだれあひなむ〈源経兼〉」(出典:夫木和歌抄(1310頃)一四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android