削ぎ板(読み)ソギイタ

デジタル大辞泉 「削ぎ板」の意味・読み・例文・類語

そぎ‐いた【削ぎ板/×枌板】

《古くは「そきいた」》木を薄く削って作った屋根き用の板。そぎ。

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精選版 日本国語大辞典 「削ぎ板」の意味・読み・例文・類語

そぎ‐いた【削板・枌板】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 古くは「そきいた」 ) 木を薄くそぎけずって作った板。屋根などを葺(ふ)くのに用いる。そぎた。そぎ。
    1. [初出の実例]「十寸板(ソキいた)もち葺ける板目のあはざらは如何にせむとか吾が寝そめけむ」(出典万葉集(8C後)一一・二六五〇)
  3. 木を薄い板状にはいだもの。折敷(おしき)など、曲げ物を作るのに用いる。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

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