前官(読み)ゼンカン

デジタル大辞泉 「前官」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐かん〔‐クワン〕【前官】

前に就いていた官職
その官職の前任者
退職前の官職。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前官」の意味・読み・例文・類語

ぜん‐かん‥クヮン【前官】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぜんがん」とも )
  2. 辞任するまで任じられていた官職。また、その人。退官前の官職。先官。
    1. [初出の実例]「これは前官にて一人あるだにも猶ありがたき職どもを」(出典:愚管抄(1220)七)
  3. 現在その官職にある人の以前に任ぜられていた人。前任者。また、以前任ぜられていた官職。
    1. [初出の実例]「今川の了俊、同官の人出来候と前官を以て称し」(出典:白石先生手簡(1725頃)五)
    2. [その他の文献]〔宋史‐刑法志二〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android