デジタル大辞泉
「前田」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
Sponserd by 
まえ‐たまへ‥【前田】
- 〘 名詞 〙 ( 「まえだ」とも )
- ① 前面にある田。前方の田。
- [初出の実例]「卑女うちむれて前田にゑくつむ」(出典:海道記(1223頃)京より大岳)
- ② 屋敷の前に持っている田。長野県下伊那郡などでは、家格の象徴とした。西日本では門田(かどた)という。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- ③ 領主の居所や集落の近辺にある田。領主・村落の中核をなす田。
- [初出の実例]「まゑ田之内徳之事」(出典:菅浦文書‐文明二年(1470)六月日・菅浦惣庄前田作得分定書)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
Sponserd by 
世界大百科事典(旧版)内の前田の言及
【森吉[町]】より
…秋田内陸縦貫鉄道線が通じる中心集落の米内沢(よないざわ)は,近世に[阿仁鉱山]と能代湊を結ぶ舟運の中継地として発達,1795年(寛政7)鷹巣へ移るまで郡奉行所も置かれ,阿仁地方の中心地であった。南部の前田はかつては阿仁鉱山への用材の供給地で,昭和初期の阿仁前田小作争議でも知られる。北部の洪積台地大野台は1936年以降の県営開拓地で,酪農やタバコの栽培が行われている。…
※「前田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
Sponserd by 