前芝(読み)まえしば

日本大百科全書(ニッポニカ) 「前芝」の意味・わかりやすい解説

前芝
まえしば

愛知県豊橋市(とよはしし)西部の一地区。旧前芝村。豊川(とよがわ)河口右岸に位置し、近世吉田藩外港として栄えた。1669年(寛文9)設置の前芝灯明台が現存し県史跡に指定されている。三河のり発祥地としても知られる。前芝海岸は干潟になっていて、潮干狩でにぎわう。また、冬にはカモ類が数多く飛来する。豊川の対岸とは国道23号の豊川橋で結ばれる。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android