剖検(読み)ボウケン

精選版 日本国語大辞典 「剖検」の意味・読み・例文・類語

ぼう‐けん【剖検】

  1. 〘 名詞 〙 解剖して調べること。
    1. [初出の実例]「左に歩めばX光線室、剖検室等にして此辺入院患者の病室多し」(出典:風俗画報‐二〇七号(1900)神田和泉町)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「剖検」の意味・わかりやすい解説

剖検
ぼうけん
autopsy

死因病変などを追究するために,死体を解剖,検査すること。病理学立場から行う剖検と法医学の立場から行う剖検とがあり,剖検所見と剖検記録は,客観性の高い資料として重視される。

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世界大百科事典(旧版)内の剖検の言及

【病理学】より

…しかし,病理学の究極の目的を達成するために,形態解析が主である病理学であっても,対象の細分化,分析の精緻化を展開する一方で,生体における病気という視点から,諸知見を総括統合する努力も払われ,広義の病理学の立場をも志向しているのである。医師にとって,剖検(患者の死後の全身解剖検査)はこの立場を認識させる場であろう。 一般に病理学は,医学においては基礎医学として位置づけられている。…

※「剖検」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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