剥離(読み)はくり

精選版 日本国語大辞典 「剥離」の意味・読み・例文・類語

はく‐り【剥離】

  1. 〘 名詞 〙 はがれて離れること。はぎはなすこと。
    1. [初出の実例]「糊剤は総て之を貼するに、初め先つ其部の表皮を剥離せしめんことを要す」(出典:七新薬(1862)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

パラグライダー用語辞典 「剥離」の解説

剥離 

滑空時にパラグライダーブレークコードを引くと、迎え角の増大によって揚力も増大する。そしてさらにブレークコードを引いていくと、翼の上面を流れる空気の流れが翼の形についていけなくなり、剥がれてしまう。この状態を剥離という。 空気には、重さと粘性があるため、翼の上面では同方向に流れようとする力と翼の上面に沿って流れようとする力が常におきていてお互いがせめぎあっている。そして、同方向に流れようとする力が翼の上面に沿って流れようとする力を押しのけたとき、上面に流れる空気の流れが急激な速度変化についていけなくなり剥がれてしまう状態である。剥離が起きると揚力は急激に低下する。剥離点参照

出典 パラグライダー用語辞典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android