副成分鉱物[火成岩](読み)ふくせいぶんこうぶつ[かせいがん](英語表記)accessary mineral of igneous rock

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「副成分鉱物[火成岩]」の意味・わかりやすい解説

副成分鉱物[火成岩]
ふくせいぶんこうぶつ[かせいがん]
accessary mineral of igneous rock

ある火成岩を構成する造岩鉱物うち,特に多量に含まれている鉱物種をその岩石主成分鉱物といい,少量しか含まれていないものを副成分鉱物という。両者を区分する基準は厳密に定められているわけではないが,一般に個々の岩石に含まれる鉱物の種類と量比は,それぞれの岩石の生成過程を直接反映しているので,普通成因を考えるうえで,主成分鉱物と副成分鉱物を分けることは有効であるとみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android