割普請(読み)ワリブシン

デジタル大辞泉 「割普請」の意味・読み・例文・類語

わり‐ぶしん【割普請】

一つ普請をいくつかに分担して行うこと。
屋根根太もこりゃ一時に―ぢゃ」〈浄・歌祭文

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「割普請」の意味・読み・例文・類語

わり‐ぶしん【割普請】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一つの普請をいくつかに分割して、分担して作業すること。一つのものを分担して作りあげること。
    1. [初出の実例]「割普請に沙汰し申さんとて、下奉行共と相謀り、百間を十組に令割符」(出典太閤記(1625)一)
  3. 歌舞伎で、立作者の構想・筋書に従って、二枚目三枚目作者一幕ずつ分担執筆して、一作を作りあげること。

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