割物・破物(読み)われもの

精選版 日本国語大辞典 「割物・破物」の意味・読み・例文・類語

われ‐もの【割物・破物】

〘名〙
① われた物。こわれた物。
※俳諧・新増犬筑波集(1643)油糟「あはする度にひちめきぞする われ物をつぐに漆を付過て」
② すぐにわれる物。われやすい物。特に、陶磁器、ガラス器にいう。
※俳諧・犬子集(1633)一三「大事の香炉われ物ぞかし 仏壇の前にてなどかくるふ覧〈望一〉」
女陰のこと。また、娘をいう。
※雑俳・登梯子(1705)「伏見堀・皆われ物じゃ娘の子」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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