劉 寒吉(読み)リュウ カンキチ

20世紀日本人名事典 「劉 寒吉」の解説

劉 寒吉
リュウ カンキチ

昭和期の小説家



生年
明治39(1906)年9月18日

没年
昭和61(1986)年4月20日

出生地
福岡県小倉市(現・北九州市小倉北区)

本名
浜田 陸一(ハマダ リクイチ)

学歴〔年〕
小倉商業〔大正14年〕卒

主な受賞名〔年〕
九州文学賞(第3回)〔昭和18年〕「山河の賊」

経歴
昭和7年岩下俊作らと詩誌「とらんしつと」を創刊芥川・直木賞候補に挙げられること各2回。13年創刊の「九州文学」の大黒柱で、43年からは自ら編集をしている。一度も九州を離れず、作家活動と並行して地方文化の発展、掘り起こしに情熱を傾けた。代表作に「天草四郎」(33年)、「龍造寺党戦記」(46年)など。平成4年遺族によって「長崎小話」が出版された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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